

考えてもみてください。どこに午後から入試が始まる学校がありますか?中学受験から大学受験まで、入試が始まるのは午前中です。ここで実力を出しきるには、試験が始まる午前中にはクリアな思考力でいなければならないということ。「いつも夜中まで起きていて、午前中はぼーっとしている」という子ではお話になりません。早寝早起きだけでなく、決まった時間に夕食をとり、入浴し……という習慣をつけるのも大切なこと。きちんとした生活習慣は、このようなことから培われます。ところが、生活習慣が不規則だと、どうでしょう。子どもは「なんとなくタラタラ過ごす」「ぼーっとしている」時間が長くなっていきます。「ぼーっとしている」ことがすべてにおいて悪いとは言いません。緊張をときほぐすため、または頭を休ませるためにぼーっとすることは必要です。
予備校を選んで入会させたら、それでおしまいと考えている親がけっこういますが、これほど損な利用法はありません。入会させてからが本番なのです。まず入会させたら、ときどき子どもに予備校の様子を聞くようにしてください。最初は必ず何らかの反応を示すはずです。慣れていないところへ行くわけですから、本人はとても緊張しているので、予備校での出来事に敏感になっています。食事を一緒にとるときでもいいですから、ちょっとしたきっかけを作って、話し合うとよいのです。活発でよくしゃべる子どもは一部始終親に話す場合もありますが、話すことが苦手な子どもには、親のほうから少しずつ話しかけてみてください。もし不都合なことがあったら、よく子どもから話を聞き、そのうえで予備校の責任者と電話などで連絡を取り合うことが必要です。少しも遠慮する必要はありません。
勉強と遊びのけじめがついている個別指導塾かそうでない個別指導塾かは、子どもから個別指導塾の様子を聞いていればわかりますから、親は常に気をつけていたいものです。補習塾の場合も、積極的に質問する人は成績も伸びますが、受け身的に勉強する人は効果が半減します。補習塾は地域密着型が多いので、親もどんどん積極的に働きかけ、個別指導塾の先生だちと懇意になると、何かと便利です。大いに個別指導塾を利用することを考えてください。一つだけ補習塾で気をつけていただきたいことがあります。それは個別指導塾でどうせ教えてくれるからという気持ちが先行してしまい、学校の授業をおろそかにしてしまうことです。そのようなことがないようにしてください。学校の授業でまず教科書を完全にマスターして基礎学力をつけ、個別指導塾で基礎を定着させ応用力を養うことを考えてほしいと思います。この組み合わせがうまくいくと確実に力がついてきます。